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日別アーカイブ: 2020年11月28日

どんな作業をしているか見せます(笑)

いよいよ令和2年最後の月を迎えようとしていますね。今年は、新型コロナウイルスのせいでみんなで楽しむイベントが出来ず、我慢の一年で終わりそうです。長いトンネルを抜ける日が必ず来るのでそれまでしっかりと感染予防をして待ちましょう。

さて今回は、工事現場の事をあまり知らない人に少しでも良いイメージを持って貰いたいと思いどんな風に仕事をしているかを伝えたいと思います。

先ずは世間一般の人が抱いているイメージが悪く、建設現場で働く上で厳しい仕事だと思われているのは「3K」と言う言葉が原因です。

3Kとは、きつい、汚い、危険の頭文字を取って3K仕事と呼ばれています。基本的に技能的肉体労働者を意味するブルーカラーと呼ばれる業種に多くあてはめられています。

工事現場で3Kのきついと考えらるのは、朝が早い事、夏冬の気温、天候の変化ですね。体力的な事は、土木工事や外構工事ではそれほどきつくは、ありません。実際に高齢者も熟練工として従事していますし、女性も活躍しています。

汚いは、確かに汚れます。しかしその汚れは、汗や土埃に油汚れで汚物による悪臭を伴うものでは無いです。作業服などが酷く汚れる作業は少ないです。夏などは、思い切り汗をかいてボディペーパーで身体を拭いてシャツを着替えるとすごく気持ちよくて汚れる仕事もいいと思える一時です。

危険は、常に隣り合わせです。労働災害を防止する為に建設業全体で取り組んでいてケガをしない、させないをスローガンに安全作業をしています。安全意識向上の教育や災害防止対策をしっかりしてる会社は、特に評価されます。当然の事ながら同じ仕事仲間がケガしたり災害に合うのは防ぎたいですよね。

3Kと呼ばれる工事現場ですが、完成した建物や景観、道路、インフラ整備など人が必要なものをビルドアップするプライドを持てる業種です。しかし、現在は不人気な業種で年々労働人口も減り、足らない人材を外国人労働者で賄おうとしてます。年配者が多く高齢者となった作業従事者が年々退職して若い人材も不足している業界ですが、この状態が若者にとって非常にチャンスでは無いかと思います。今、建設業界に就職して経験を積んで技術を取得し、実際に現場を動かす人材に成長するには長い年数が必要となりますが、10年後に自分が必要不可欠な人材となった時には、同じ年代の人が少なく価値が上がります。当然日々の技術革新が起き3Kは改善されていきます。

今の若者にこそ建設業界は、成功のチャンスが潜んでます。実際の作業を説明するので興味を持ってくれたら嬉しいです。(笑)

 

写真は、コンクリート二次製品を建設する為の掘削を行っている状況の写真です。測量で図面に記載されている位置を出し、高さや通り、寸法の基準となるやり方を設置してその基準をもとに作業をしています。重機(バックホゥ)の手元作業員として未経験者でも作業がし易いです。重機オペレーターに掘削している場所の深さが足りない、掘りすぎをメジャーで計測して適正な深さとなるように情報を伝え、掘削床を整地する作業です。建築基礎の掘削等、複雑な掘削だとオペレーターよりも技術知識がある人材が手元作業員となって作業を主導します。

 

次の写真は、掘削後に基礎砕石を敷均し転圧機械で砕石を締固め後にベースコンクリートの型枠をしてコンクリートを打設している状態です。ここでの経験の浅い者は、コンクリートが所定の高さとなるようにスコップなどで均す作業がメインとなります。この作業に慣れてくると、均す面の凸凹差や水平を見る能力が身に付き、普通の人と少し違う水平を見抜く特殊能力が手に入ります(笑)

 

この写真がコンクリート二次製品を据え付けてる状態です。色んな用途を持った二次製品がありこちらは、商業施設の駐車場などに用いられるVS側溝です。危険作業となるバックホゥの用途外使用になり、クレーンとしてバックホウを使用しています。こちらの作業は熟練者が行います。

 

こちらの作業写真は、縁石の目地詰め作業です。外構工事においては、まず初心者にセメントと砂を練り混ぜたモルタルの作り方、目地コテの扱い方、モルタルを拭き取って綺麗に仕上げるといった危険が少ない一人作業です。縁石と縁石の隙間にモルタルを詰めてコテで仕上げるといった単純な作業ですが、仕事のスピードにもの凄く差が出ます。はっきりと仕事を覚えて早く一人前になろうとしている人と仕事だからやっている人では全く速さや仕上がりに差が付き、第三者が見てはっきりと分かる作業です。職人の仕事は、単純で簡単に見える作業こそ差が出る典型ですね。

 

少しだけ作業写真を添えて仕事を紹介しましたが、止まっている写真では、うまく伝わらない事が多いですよね。なので、現在進行形で進めているのですが、建設業に興味がある人がどんな風に工事現場では働いているのかをしっかり伝えられるように動画を作成して見てもらうプロジェクトを進行中です。作業風景の動画を載せますのでお待ちくださいね(笑)

会社では、実際の作業動画を編集して労働災害を防止する為の安全教育に役立てたり、全員で作業手順の統一化をする為や職人の技術スキルを早く取得できるように職人の映像から作業のコツを説明してより早くステップアップしてもらう為の動画を日々集め、編集を行うのでそのうち皆さんにも動画を紹介していこうと思います。

事務所に設置している水槽にグッピーの子供が生まれていました(笑)工事現場にも新しい人材が増えるといいですね。それでは皆さん、楽しい正月に向けて無事故無災害でご安全に。